2003年08月15日
タクトホーム(8915)
事業内容
東京、埼玉、神奈川、千葉の一都三県で主に戸建分譲を行っています。平均価格は約3500万円。ただし、分解すると、東京・神奈川約4000万円、埼玉・千葉約3000万円となります。
土地仕入れから販売まで一貫体制を敷いており、施工等はほとんど外部に委託しています。建築方法は従来工法です。
何だか先週のアーネストワンにそっくりと思われましたか?そう、このタクトホームも飯田建設工業グループなのです。ビジネスモデルはアーネストワンとほぼ一緒です。違いがあるとすれば、マンション分譲の比率がアーネストワンに比べて低いくらいでしょうか。
分野別売上高(2002年5月期決算)
| 戸建分譲 | マンション分譲 | その他 | |
|---|---|---|---|
| 棟数 | 534 | 29 | - |
| 金額[百万円] | 19,413 | 785 | 28 |
経営陣
社長、専務、常務はいずれも飯田建設工業グループの出身。社長は元飯田産業の取締役です。
業績
| 単位[百万円] | 01.05 | 02.05 |
|---|---|---|
| 営業収入 | 10,781 | 20,228 |
| 税引前営業CF | -1,510 | 2,358 |
| 営業CF | -1,831 | 1,662 |
| 事業投資 | 53 | 137 |
| (うち新規投資) | 0 | 0 |
| (うち維持投資) | 53 | 137 |
| FCF | -1,884 | 1,525 |
| 修正値 | 2,392 | -496 |
| 修正税引前営業CF | 882 | 1,862 |
| 修正営業CF | 441 | 931 |
| 修正FCF | 388 | 794 |
指標
収益性
| 単位[%] | 01.05 | 02.05 |
|---|---|---|
| 営業収入営業CF利益率 | 4.1 | 4.6 |
| 総資産営業CF利益率 | 4.6 | 8.8 |
| 株主資本営業CF利益率 | 20.9 | 31.2 |
| 固定棚卸資産営業CF利益率 | 6.2 | 14.2 |
| 営業収入FCF利益率 | 3.6 | 3.9 |
| 総資産FCF利益率 | 4.0 | 7.5 |
| 株主資本FCF利益率 | 18.4 | 26.6 |
| 固定棚卸資産FCF利益率 | 5.5 | 12.1 |
| 単位[%] | 01.05 | 02.05 |
|---|---|---|
| 売上高総利益率 | 18.8 | 15.4 |
| 売上高営業利益率 | 11.9 | 9.6 |
| 売上高経常利益率 | 10.9 | 9.0 |
| 売上高税引前利益率 | 10.6 | 9.0 |
| 売上高純利益率 | 5.8 | 4.9 |
効率性
| 単位[ヶ月] | 01.05 | 02.05 |
|---|---|---|
| 総資産回転期間 | 10.7 | 6.3 |
| 売上債権回転期間 | 0.0 | 0.0 |
| 棚卸資産回転期間 | 7.0 | 3.3 |
| 固定資産回転期間 | 0.9 | 0.6 |
健全性
| 単位[%] | 01.05 | 02.05 |
|---|---|---|
| 株主資本比率 | 22.1 | 28.3 |
| 有利子負債比率 | 254.4 | 166.0 |
| 固定比率 | 39.2 | 33.0 |
| 流動比率 | 125.7 | 135.4 |
| 当座比率 | 35.9 | 56.2 |
成長性(4年単純平均)
| 売上高成長率 | 59.7% |
|---|---|
| 経常利益成長率 | 66.7% |
割安性(株価2,200,000円)
| PCFR | 7.2倍 |
|---|---|
| PFCFR | 8.4倍 |
| PER | 6.8倍 |
| PSR | 0.33倍 |
| PBR | 2.24倍 |
| PER×PBR | 15.2倍 |
| 配当利回り | 2.2% |
| 配当性向 | 14.8% |
| 純流動資産 | 20.0億円 |
| 時価総額 | 66.9億円 |
※営業CF、FCFには修正値を使用しています。※計算を簡略化するため、公募価格(220,000円)を10倍しただけのものと、 2002年期末の各指標と比較しています。
評価
| 収益性 | ★★★☆☆ |
|---|---|
| 効率性 | ★★★★☆ |
| 健全性 | ★★☆☆☆ |
| 成長性 | ★★★★☆ |
| 安定性 | ★☆☆☆☆ |
企業価値
| FCF | 800百万円 |
|---|---|
| 成長率予測 | 5年間20%、以降5% |
| 還元率 | 1% |
| 純流動資産 | 20.0億円 |
| 5年 | [10年] | |
|---|---|---|
| 将来FCF[百万円] | 6,910 | 17,566 |
| 企業価値[百万円] | 8,908 | 19,564 |
| 時価総額比[倍] | 1.33 | 2.93 |
| 理論株価[円] | 2,930,175 | 6,435,631 |
※上場後の株数に理論株価を合わせる場合は、大雑把ですが理論株価を1/10に してください。
投資判断
価格は安く、成長性も高いが、財務リスクあり
株価は安いです。成長性は東栄住宅、飯田産業、アーネストワンを参考にすれば良いでしょう。
アーネストワンの時に書き忘れましたが、このグループは明確に東証1部上場を目指しています。順調に行けば3年~5年で東証1部に上場していると思います。
アーネストワンもタクトホームも、東栄住宅、飯田産業よりも2~3年早いアーリーステージでの上場ですので、その分うしろにずれるとは思いますが。
販売用不動産の不良資産化による財務リスクは高いですが、市場の縮小等のリスクは、現段階では他社を喰える状況にあるのでそれほど心配ないと思います。
なお、公募の影響を一切考慮に入れていませんのでご注意ください。