ファースト住建(8917)
事業内容
阪神地区を中心に、戸建分譲および若干マンション分譲も行っています。企画から販売までを一貫体制で行っていますが、施工、販売に関しては外部に委託しています。在来工法で30坪程度を基本仕様としていて、平均価格は約2800万円。
事業別売上高(2002年10月期決算)
|
戸建分譲 |
マンション分譲 |
請負工事 |
その他 |
| 棟数 |
381 |
20 |
- |
- |
| 売上[百万円] |
10,932 |
561 |
32 |
34 |
その他
このファースト住建は、元飯田建設工業の加古川支店でした。関東の飯田建設工業の唯一の関西支社だったのですが、関東の銀行から資金調達をしなければならず、いろいろと不便があったようです。
そのため、この支店は畳むことになったのですが、その際、支店長だった現ファースト住建の社長が独立を志願し、現在のファースト住建に至っています。というわけで、ファースト住建も飯田建設工業の流れを汲む企業です。
業績
| 単位[百万円] |
01.10 |
02.10 |
| 営業収入 |
3,562 |
11,560 |
| 税引前営業CF |
-701 |
-1,861 |
| 営業CF |
-816 |
-2,107 |
| 事業投資 |
6 |
218 |
| (うち新規投資) |
0 |
100 |
| (うち維持投資) |
6 |
118 |
| FCF |
-822 |
-2,225 |
| 修正値 |
955 |
2,698 |
| 修正税引前営業CF |
254 |
837 |
| 修正営業CF |
127 |
419 |
| 修正FCF |
121 |
301 |
データ
指標
収益性
| 単位[%] |
01.10 |
02.10 |
| 営業収入営業CF利益率 |
3.6 |
3.6 |
| 総資産営業CF利益率 |
5.0 |
5.0 |
| 株主資本営業CF利益率 |
20.0 |
31.0 |
| 固定棚卸資産営業CF利益率 |
7.0 |
7.0 |
| 営業収入FCF利益率 |
3.4 |
2.6 |
| 総資産FCF利益率 |
4.8 |
3.6 |
| 株主資本FCF利益率 |
19.1 |
22.3 |
| 固定棚卸資産FCF利益率 |
6.7 |
5.0 |
| 単位[%] |
01.10 |
02.10 |
| 売上高総利益率 |
18.2 |
17.9 |
| 売上高営業利益率 |
10.6 |
11.7 |
| 売上高経常利益率 |
10.0 |
10.8 |
| 売上高税引前利益率 |
10.2 |
10.8 |
| 売上高純利益率 |
5.5 |
6.2 |
効率性
| 単位[ヶ月] |
01.10 |
02.10 |
| 総資産回転期間 |
8.5 |
8.7 |
| 売上債権回転期間 |
0.0 |
0.0 |
| 棚卸資産回転期間 |
5.4 |
5.7 |
| 固定資産回転期間 |
0.7 |
0.5 |
健全性
| 単位[%] |
01.10 |
02.10 |
| 株主資本比率 |
25.2 |
16.1 |
| 有利子負債比率 |
171.5 |
287.4 |
| 固定比率 |
32.5 |
37.5 |
| 流動比率 |
136.1 |
120.4 |
| 当座比率 |
41.1 |
36.7 |
成長性(2年単純平均)
| 売上高成長率 |
175.0% |
| 経常利益成長率 |
189.0% |
割安性(株価750円)
| PCFR |
14.3倍 |
| PFCFR |
20.0倍 |
| PER |
8.3倍 |
| PSR |
0.52倍 |
| PBR |
4.45倍 |
| PER×PBR |
37.1倍 |
| 配当利回り |
0.7% |
| 配当性向 |
4.9% |
| 純流動資産 |
8.4億円 |
| 時価総額 |
60.0億円 |
※営業CF、FCFには修正値を使用しています。
評価
| 収益性 |
★★☆☆☆ |
| 効率性 |
★★★☆☆ |
| 健全性 |
★★☆☆☆ |
| 成長性 |
★★★★★ |
| 安定性 |
★☆☆☆☆ |
企業価値
| FCF |
300百万円 |
| 成長率予測 |
1年間70%、5年間20%、以降-1% |
| 還元率 |
1% |
| 純流動資産 |
8.4億円 |
|
5年 |
[10年] |
| 将来FCF[百万円] |
3,671 |
10,141 |
| 企業価値[百万円] |
4,515 |
10,985 |
| 時価総額比[倍] |
0.75 |
1.83 |
| 理論株価[円] |
564 |
1,373 |
投資判断
成長性は高く価格も安いが、財務リスクあり
飯田建設工業グループで毎度毎度同じことを書いている気がしますが(^^;、成長性に見合った評価はされていないと思います。今期予想は売上高246億円、経常利益21億円と、前年比約70%増。 10月決算なので、この時期に出している予想にそれほど誤差が出るとも思えないですから、ほぼ予想通りの決算で着地するのではないかと思います。他グループ企業と同じような成長線を描いています。
私もこの財務内容だと飯田建設工業グループでなければ却下する可能性は高いです。売上高棚卸資産率47.2%、原価棚卸資産率57.5%と、棚卸資産が不良債権化した場合のリスクは極めて高い水準です。レバレッジも非常に高い比率で掛かっていますので、ビジネスの優位性(というか他社が弱いだけなんですが)を信じられない限り、投資するのは心臓に悪いのでやめておいたほうが良いでしょう。
関西の市場規模は関東の1/2。戸建分譲はせいぜい年間3万戸程度しかないのではないでしょうか。土地価格の下落率も関東に比べて経済が沈んでいる関西のほうが厳しいです。事業環境としては関東よりも厳しいのですが、競合相手に飯田建設工業グループがいないのは利点です。