2004年10月31日

片倉工業(3001)

事業内容

繊維業から出発し、昭和14年には有名な富岡製糸所と合併。その後、医薬、自動車部品、衣料、小売、不動産と多角化ののち、現在に至っています。

繊維事業はすでに損益トントンという状況で、利益貢献はまったくありません。

今は医薬、自動車部品を含む非繊維製造事業、小売、ショッピングセンター運営を含むサービス事業で利益を確保しています。

業績

損益
単位[億円] 99.12 00.12 01.12 02.12 03.12
売上高 512.24 601.98 564.17 538.80 517.79
売上総利益 204.92 209.96 204.68 196.45 191.82
営業利益 41.69 47.04 50.82 43.97 39.67
経常利益 43.55 51.83 53.38 45.86 41.10
税引前利益 32.21 48.90 -8.34 42.29 61.66
純利益 2.85 14.65 -48.10 12.80 32.37
キャッシュフロー
単位[億円] 99.12 00.12 01.12 02.12 03.12
営業収入 608.34 576.40 534.89 521.18
営業CF 88.42 57.10 36.07 40.67
投資CF -82.45 -47.76 -16.99 -0.15
財務CF 1.04 -5.62 -3.54 -3.76
純CF 7.01 3.72 15.54 36.76
事業別売上高(03.12)
事業 売上高[億円] 営業利益[億円]
繊維 80.37 0.31
非繊維製造 299.59 36.83
サービス 134.03 16.66
その他 3.79 -1.02
全社 -13.11

指標

収益性
損益
単位[%] 99.12 00.12 01.12 02.12 03.12
売上高総利益率 40.0 34.9 36.3 36.5 37.0
売上高営業利益率 8.1 7.8 9.0 8.2 7.7
売上高経常利益率 8.5 8.6 9.5 8.5 7.9
売上高税引前利益率 6.3 8.1 -1.5 7.8 11.9
売上高純利益率 0.6 2.4 -8.5 2.4 6.3
総資産利益率 2.9 2.9 2.8 2.4 2.1
株主資本利益率 8.4 9.2 9.6 8.1 6.4
固定棚卸資産利益率 6.0 6.0 4.8 4.5 3.9

※総資産利益率、株主資本利益率、固定棚卸資産利益率には経常利益×0.5を使用

効率性
単位[ヶ月] 99.12 00.12 01.12 02.12 03.12
総資産回転期間 17.6 18.0 20.5 21.0 22.8
固定資産回転期間 6.8 6.9 9.7 9.6 10.4
売上債権回転期間 4.2 3.5 3.5 3.7 3.8
棚卸資産回転期間 2.8 2.8 3.2 2.8 2.6

※棚卸資産回転期間のみ売上原価を使用

健全性
単位[%] 99.12 00.12 01.12 02.12 03.12
株主資本比率 34.4 31.1 29.0 30.0 32.7
有利子負債比率 12.5 15.9 15.2 15.0 13.5
固定比率 112.8 122.5 163.7 152.0 140.1
流動比率 231.7 214.1 234.1 263.1 258.5
当座比率 195.6 179.7 190.2 222.4 224.0
成長性
単位[%] 99.12 00.12 01.12 02.12 03.12
売上高成長率 -2.7 17.5 -6.3 -4.5 -3.9
総利益成長率 2.6 2.5 -2.5 -4.0 -2.4
営業利益成長率 27.5 12.8 8.0 -13.5 -9.8
経常利益成長率 23.0 19.0 3.0 -14.1 -10.4
税引前利益成長率 4.0 51.8 45.8
純利益成長率 -54.0 414.0 152.9
割安性(株価1,061円)
PER 17.9倍
PSR 0.71倍
PBR 1.15倍
PER×PBR 20.5倍
配当利回り 0.8%
配当性向 8.6%

※PERには経常利益×0.5を使用、PCFR、PFCFRには修正値を使用

その他
純流動資産 326.10億円
流動資産-負債 35.63億円
時価総額 368.34億円
潜在株式数 52万株
潜在株式シェア 1.5%

評価

収益性 ★★★☆☆
効率性 ★☆☆☆☆
健全性 ★★★☆☆
成長性 ★☆☆☆☆
安定性 ★★★☆☆

投資判断

含み資産企業ということで片倉工業を取り上げてみました。

同社はさいたま新都心駅のまん前に、12.66万平米の土地を持っていたラッキーボーイ(多分)です。

路線価からみようみまねで単価を適当に計算し、駅のもっとも近くの9.12万平米を1平米70万円、その奥にある3.54万平米を1平米50万円でざっくり換算すると、素敵なことにこの土地だけで同社株式時価総額の約2倍、815億円となります。

その他、ショッピングセンターの土地として、茨城県取手市に0.8万平米、埼玉県加須市に2.5万平米、島根県松江市に4.9万平米、福島県いわき市に2.2万平米、埼玉県熊谷市に3.8万平米。何に使ってるんだか良くわからない本店管轄資産として44.3万平米と、とにかくいっぱい土地を所有しています。

ちなみに土地の帳簿価額は全部あわせてもたったの64.59億円です。ほとんどが含み利益ですから売却するとなるとほぼ半額が税金で持っていかれてしまいますが、それを考慮しても十二分に資産を持っています。

負債はというと、流動資産で全額カバーできてしまいますから、固定資産はまるまる残る計算です。

少なく見積もっても商業利用可能な土地を1000億円以上有してるので、ショッピングセンター等としてフル稼働させれば4%と見積もって40億円の経常利益。非繊維製造事業を加えてその他の赤字を差し引くと20億円の上乗せで合計60億円の経常利益。

ということで60億円の経常利益が出せても不思議ではないのですが、同社の来期予想経常利益をみると35億円なのは…?何が足を引っ張ってるんでしょうね。ショッピングセンターの運営能力がそもそも低いのか、それとも小売か何かで赤字を出してるんでしょうか。

計算してませんが、さいたま新都心以外の土地も、ショッピングセンターに限ってであれば同社のウェブサイトに地図が出ていますから、その地図と国税庁の路線価図等閲覧を利用すれば、おおよその時価が計算できると思います。興味のある方は是非チャレンジしてみてください。

片倉工業ウェブサイト
http://www.katakura.co.jp/index.htm
国税庁・路線価図等閲覧
http://www.nta.go.jp/category/rosenka/rosenka.htm

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