2009年09月13日
続さや取り雑感
別段書くこともないので、さや取りの雑感でもブツブツつぶやいておく。
さや取りは、基本さえ抑えておけば致命的な負けをしにくいことを考えると初心者向き。ただ、誰でも勝てる魔法の杖ではなく、基本的な技量を身につけてない人にはさや取りだろうが何だろうが所詮は猫に小判で使いこなせない。
一方で、初心者に向かない面もあって、初心者=資金が少ないだろうけど、さや取りは少ない資金を大きく増やすには向いてない。
さや取りの宿命で、さや取りは通常、均衡点への収束を利用する投資法なので、ターゲットプライスがはっきりと存在する。ここまで行ったら利益確定する、というラインが決まっているので、つまり最大利益額が確定してしまっていることになる。
これが何で少ない資金を大きく増やすのに向いてないかというと、予想外の利益という棚ぼたを拾うことができないから。2倍になったら嬉しいなと思って買った株が、5倍や10倍になることが起こりえるのが株の世界。買い持ちだとこういった棚ぼたごと拾って急成長できる時期があるけど、さや取りにはそれがない。低いリターンをレバレッジでかさ上げすることはできるけど、これは一歩間違えれば末路はLTCMである。
回転をきかせる方向だと、今度は片張りのスイングトレードなどに敵わない。片張りのスイングトレードに対して、さや取りはコスト2倍、労力2倍。のろまの亀である。
結局のところ、さや取りは大儲けには向かないという重大な欠陥がある。その代償の見返りは、基本さえ守れば大敗しないこと。やりようによっては、ほとんど負けないこと。