2010年01月16日

希少性とリターン

希少性が高いものは、(それを欲しがる人が2人以上いること前提で)価値(≒価格)が高くなる。これをバリュー投資に当てはめると、投資機会が少ないものほど希少性が高く、また期間リターンが高くなるのではないかと思う。期間リターンが高くなる理由は、希少性が高いものは人気が高いことが多く、長期間、割安なまま放置される危険性が少ないためである。

バリュー投資にはいくつか種類があるけど、とりあえず代表的なものを4つほどリストアップする。

1)収益が右肩上がりなのに収益にたいして価格が安い
2)収益は横ばいだけど、収益にたいして価格が安い
3)資産にたいして価格が安い
4)配当にたいして価格が安い

この中で一番希少性の高いものはどれか?と考えると、1)収益が右肩上がりなのに収益にたいして価格が安い、だろうと思う。

2)と3)は、不況時には良くみかけるし、現在でも数多く存在する。4)はどの水準で計測するか次第だけど、デフレ国ニッポンで配当利回り10%以上とか、無茶な水準を掲げない限り、そこそこは存在する。だけど、1)は、現在では既に絶滅危惧種に指定されるほどである。

投資家にたいするわかりやすさ、アピール度、夢見がち度(笑)で考えても、1>4≧2=3ではないかと思う。4)は実際には2)、3)にほぼ内包されるので、

2')収益は横ばいだけど、収益にたいして価格が安い、かつ配当も多い
3')資産にたいして価格が安い、かつ配当も多い

と新しい定義を追加すると、希少性の順番は1>2'=3'>2=3ということになるのだろうと思う。多分…。

少なくとも、個人的な経験則からは、株式市場が大暴落したときにまっさきに探すべきは1)だと思っている。

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